中国語は単語から覚えるべき?それとも文法から?──初心者におすすめの学習順序とは
「中国語を始めたいけれど、最初は単語と文法のどちらを勉強すればいいの?」
これは、中国語を学び始めた多くの人が一度は抱く疑問です。
本屋へ行くと、単語帳もあれば文法書もあり、動画サイトでも「まずは文法から」「いや、単語が先」というさまざまな意見を目にします。
では、実際にはどちらを優先すればよいのでしょうか。
結論から言えば、初心者はまず「単語」を増やすことを優先するのがおすすめです。
もちろん、文法が不要という意味ではありません。
しかし、言葉の意味が分からなければ、どんなに文法を理解していても文章を読んだり聞いたりすることはできません。
今回は、なぜ単語を先に覚えることがおすすめなのか、そして文法はいつ学ぶのがよいのかを考えてみましょう。
言葉が分からなければ文章は理解できない
例えば、次の例文を見てください。
我喜欢苹果。
もし「苹果」という単語を知らなければ文法が分かっていても、「私は○○が好きです」としか理解できません。
逆に、文法をまだ知らなくても、
- 我=私
- 喜欢=好き
- 苹果=りんご
という単語を知っていれば、おおよその意味は想像できます。
つまり、文章を理解するためには、まず単語という材料が必要なのです。
文法は「組み立て方」、単語は「材料」
家を建てることを想像してみてください。
文法は設計図のようなものです。
一方、単語は木材やレンガ、窓やドアなどの材料です。
どれだけ立派な設計図があっても、材料がなければ家は建ちません。
反対に、材料だけでは家は完成しませんが、まず材料がなければ何も始まりません。
中国語も同じです。
単語と文法はどちらも大切ですが、初心者の段階では、まず材料を増やすことが理解への近道になります。
子どもも最初は単語から覚えている
私たちが母国語を身につけた頃を思い返してみましょう。
赤ちゃんは最初から文法を勉強したわけではありません。
「ママ」
「ワンワン」
「ごはん」
「ブーブー」
このように、一つひとつの言葉を覚えながら少しずつ語彙を増やしていきます。
そして、「ママ きた」「もっと ほしい」のような短い表現を使うようになり、自然と文法も身につけていきます。
もちろん、大人の外国語学習は子どもの言語習得とは異なります。
それでも、「まず意味のある言葉を覚え、それを組み合わせていく」という流れは、大人にも参考になります。
単語が増えると学習が楽しくなる
中国語を勉強していると、
看板の漢字が少し読めた。
商品名の意味が分かった。
動画の中で知っている単語が聞こえた。
そんな経験をすることがあります。
この「分かった」という成功体験は、学習を続ける大きな原動力になります。
語彙が少ないうちは、文章を見ても分からない単語ばかりで、学習が苦しく感じることがあります。
しかし、単語が増えてくると、「知っている言葉」が少しずつ増え、中国語が身近に感じられるようになります。
実際に画像を見ながら学んでみたい方は、 こちらからランダムクイズを始めてみてください。
では、文法は後回しでいいの?
ここまで読むと、
「じゃあ文法は勉強しなくてもいいの?」
と思うかもしれません。
もちろん、そうではありません。
文法は、中国語を正しく理解し、自分で文章を作るために欠かせない知識です。
例えば、
- 否定の表現
- 疑問文
- 時間の表し方
- 数詞や量詞
- 「了」や「过」などの表現
これらは単語だけでは理解できません。
つまり、文法も必ず必要になります。
ただし、最初から細かい文法をすべて覚えようとすると、多くの人は途中で挫折してしまいます。
まずは単語を増やしながら、必要に応じて基本的な文法を学んでいく方が、理解しやすい場合が多いでしょう。
単語と文法は並行して学ぶのがおすすめ
実際には、「単語だけ」「文法だけ」と完全に分ける必要はありません。
例えば、
今日は画像で単語を覚える。
明日は基本的な文法を一つ学ぶ。
短い例文を読んでみる。
このように、少しずつ両方を進めるのが理想です。
ただし、初心者のうちは、学習時間の多くを語彙に使うことをおすすめします。
知っている単語が増えるほど、文法書の例文も読みやすくなり、学習全体がスムーズになります。
画像を使うと単語は覚えやすくなる
単語を覚える方法はいろいろあります。
日本語訳を書いて暗記する方法もあれば、例文の中で覚える方法もあります。
その中でも、画像を使った学習は、言葉とイメージを直接結び付けやすいという特徴があります。
例えば、「苹果」という単語を見たとき、日本語の「りんご」を思い浮かべるのではなく、リンゴそのものの姿が頭に浮かべば、中国語をより自然に理解できるようになります。
これは、母国語を身につけた方法にも近い学習です。
がぞたんは語彙づくりをサポートするサイトです
がぞたんでは、画像を見ながら中国語の単語を学べます。
出題はランダムですが、それも日常生活に近い学習体験を目指しているためです。
今日覚えた単語が明日また出るとは限りません。
しかし、さまざまな画像に出会いながら、「見たことがある」「前より早く答えられた」という経験を積み重ねることで、少しずつ語彙が増えていきます。
もちろん、がぞたんだけで中国語のすべてを学べるわけではありません。
文法や会話、発音など、ほかの学習も必要です。
しかし、中国語を理解するための土台となる語彙を増やすことは、すべての学習につながります。
焦らず、一歩ずつ進めよう
外国語を始めると、
「文法も覚えなきゃ。」
「発音も練習しなきゃ。」
「リスニングもしなきゃ。」
と、やることがたくさんあるように感じます。
もちろん、それらはどれも大切です。
しかし、一度に全部完璧にしようとすると、勉強が苦しくなってしまいます。
まずは単語を少しずつ増やし、中国語に慣れること。
その上で、基本的な文法を学び、少しずつ読める文章や聞き取れる表現を増やしていけば十分です。
まとめ
中国語を始めるとき、「単語と文法のどちらを先に勉強すべきか」という疑問を持つ人は少なくありません。
どちらも大切ですが、初心者にはまず語彙を増やすことをおすすめします。
知っている単語が増えるほど、中国語は身近に感じられ、文法の理解もしやすくなります。
その上で、基本的な文法を少しずつ学んでいけば、無理なく学習を続けられるでしょう。
がぞたんは、画像を見ながら中国語の語彙を増やすための学習サイトです。
まずは一つひとつの単語を楽しみながら覚え、中国語の土台となる語彙力を育ててみてください。
語彙という土台がしっかりすれば、その先の文法や会話の学習も、きっと今より楽しく感じられるはずです。